企画展「西村製作所と中村要~反射望遠鏡にかけた夢~」
国産近代反射望遠鏡の100年の歴史と、それを支えた人々の情熱を紹介します。
京都産業大学には、国内私立大学最大の「反射望遠鏡」である荒木望遠鏡が設置されています。そこで、「反射望遠鏡」の歴史を遡ってみると、アマチュア天文家たちの“夢”が垣間見えてきました。20世紀初頭、アメリカやイギリスで鏡を使った望遠鏡(反射望遠鏡)が作られていく中、ガラス鏡の反射望遠鏡製造技術を日本に持ち帰った山崎 正光、その技術を日本に広めた中村 要、そして中村 要と協働し日本で初めて、ガラス鏡の反射望遠鏡を製作・販売することになる京都の理化学機器メーカー 西村製作所。
- 本展は、2026年で100周年を迎える国産近代反射望遠鏡の歴史を取り上げ、どのようにして国産の近代的反射望遠鏡が作られたのか、人と人とのつながりや当時の技術者たちの天文学や望遠鏡に対する情熱が形になるまでの軌跡を紹介する企画展で、会場内に万博に関するポスター掲出するなど、万博の機運醸成も図ります。
- 実施主体
- 学校法人 京都産業大学
- 実施場所
- 京都産業大学神山天文台
- 実施時期
- 令和7年3月15日~6月20日
- 関連サイト
- 問い合わせ窓口
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075-705-3001
- 万博後の取組
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国産近代反射望遠鏡について関西光学研究所を設立した宮澤堂氏について調査を進めており、100周年を迎える2026年では、同氏に関する企画展を予定している。