第39回 ~衹園祭にいける~ いけばな展
いけばなを通じ、国内外のお客様に衹園祭の伝統や日本文化を知っていただく。
京都では衹園祭に“祭花”として 「檜扇(ひおうぎ)」 を床の間や玄関にいけたり、軒先に飾る伝統があります。「檜扇」はアヤメ科の植物で、剣状の葉が重なり合って左右に広がっている形状から「檜扇」の名前がつけられています。「檜扇」には害虫を払い五穀豊穣をもたらすといった、災厄を除く故事があり、いつの頃からか、疫病を鎮めるために始まった衹園祭の時期に「檜扇」を飾る慣習ができました。
- こうした伝統を引き継ぎ、平和への願いを込めて衹園祭のこの時期に、京都いけばな協会に所属する名家名流による「いけばな展」を開催しており、39回目となります。万博を機にイベントリーフレットの英語表記を充実するなど、海外の方向けの情報発信も強化し、京都に来られる多くの方に、一服のやすらぎと伝統文化にふれていただく機会を提供します。
- 実施主体
- 京都いけばな協会、衹園商店街振興組合、四条繁栄会商店街振興組合
- 実施場所
- 衹園石段下から四条烏丸の店
- 実施時期
- 2025年7月15日~17日
- 関連サイト
- その他
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イベントリーフレットに英語表記を入れ、海外の方にも日本の文化である「いけばな」の魅力や、衹園祭の伝統を知っていただく工夫をします。
- 問い合わせ窓口
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四条繁栄会商店街振興組合
075‐221‐2408 - 万博後の取組
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今後も衹園祭の開催に合わせて、「いけばな展」を継続的に開催。京都の伝統文化を広く発信していく。
description レポート
本年で39回目を迎える夏の催事「いけばな展」を、八坂神社前の祇園石段下から烏丸までの間、四条通の路面店舗のショーウインドゥに、京都いけばな協会の先生方の作品を展示しました。リーフレットに英語表記を追加したことにより、外国人観光客にも喜ばれました。また、万博ロゴを掲載することで、万博の機運盛り上げに貢献できるとともに、いけばなを通じて、多くの国内外からのお客様に衹園祭の伝統や日本文化を知っていただけました。