京瓦による「ワンマテリアル」空間デザイン
Sandwich
めくるめくコンテンツで満たされた万博会場の中において、統一されたミニマルかつ静謐な空間をつくることで、人々がじっくりと京都の未来と過去に向き合えるような体験の創出を目指した。
この空間は、さまざまなクリエイターの協力を得ることで実現された。床から壁面までは、浅田製瓦工場と共に開発した京瓦タイル「キモノタイル」によって覆われている。着物の前合わせを思わせる独自のタイルパターンは、幾何学的でありながら不規則なリズムを刻んで配列され、空間に動きと奥行きを与える。これに株式会社青空による映像や、音楽家・原摩利彦による音響が加わり一体となることで、多面的な空間の魅力を物語っている。
空間デザイン協力 Sandwich
国内外で精力的に活動する彫刻家 · 名和晃平氏が、制作の拠点として 2009 年に、京都 · 伏見にて創設したクリエイティブ · プラットフォーム。
彫刻· インスタレーション · 建築 · インテリア · 舞台美術 · デザイン · ファッション · ダンスパフォーマンスと領域横断的に活動するための重要な拠点であり、そこでは日夜、アーティストやデザイナー、建築家、ダンサーといったさまざまなクリエイターが集い、活発なコラボレーションを繰り広げている。